バランス調整とデータ改竄ってどう違うんだ?

 GM日記:井上(仮)さん
 http://d.hatena.ne.jp/inouekari/20050507#p3
 [TRPG]改竄とバランス調整 いつの時点でするべきか

なんかもりあがっている様子。
要約すると

敵データをPLにわかるような状態で修正(調整、改竄等)するのって、どうなのよ?

─という事みたいなんだけど…わたしはあんまり考えたことなかったなぁ。「みんな(自分も含む)が楽しめれば、それでいいんじゃない?」って感じで。

個人的には、自分がPLの時にセッション開始前(シナリオに入る前ね)ならいざ知らず、セッションやってる最中にデータ調整されてるのがわかると、ちょっとイヤだなーとは思うです。論理的なことはわかんないけど、なんか「ズルイ」って気がするから。

PLやってる時って、PCのデータは途中で修正したりできないじゃないですか。なのにGMはシナリオで決まってるはずの敵データをシナリオ開始してから変更するのかよ…って思ってるのかな。フェアじゃないーって(^^;

GMがダイス振るときも、スクリーンの裏でだったりすると気になってしょうがないです。いったいどんな出目だったんだ?って。口頭で伝えられたその出目は本当なのかー?って思ってしまって、そんな自分がちょっといやだったり。

    1. +

んで、GMやる時は基本的にセッション開始後にデータを直すことはないです。もちろんPL人数が規定より少なかったり多かったりすれば、PLがPCを作ってる間とかに調整はしますよ。でも、シナリオに入ってからは直さない。これもやっぱり「データ直すのはPLに対してフェアじゃない」と感じるからなのかもしれません。

ダイス振るときは超おおっぴらにオープンダイス。特に戦闘はオープンダイスのほうがお互い緊張感があってよいと思うし。判定とかも基本的にオープンダイス。

どんな判定でも「PLがわかってちゃいけないコト」ってあんまりない気がするんですよ。ある事柄をPLがわかっててもPCがわかってなければ、PLはPCがわかっていないことを前提にロールなり判定なりをやるわけで。そうゆう部分も含めて「ロールプレイ」っていうんじゃないかな、と思うのです。

    1. +

と、話がちょいズレた。
まとめてみると、「PLは自分の持っているデータや知識の範囲でがんばってるんだから、GMも規定の範囲内(この場合シナリオ規定辺りを指す)でがんばってドラマチックにしよう」っていうのがマイ指針ですかね。

=データ改竄は(基本的に)よろしくない。 というスタンスで。


つーか、「ドラマ」って、ダイスの妙で生まれるもんじゃないの? と固く信じているわたしに、データ改竄はありえない(笑)

    1. +

そうそう、それから↓

PC達がぎりぎりの状況で勝利して狭義のカタルシスを得られるように、殺戮者の奇跡を、戦闘中にその場で調整している(と明言するGM)

これはだめだろーと思うデスよ。これじゃどう考えても「GMの手の上で踊らされてる」って感じがしてしまいます。たとえ調整しているのが事実だとしても、それは表に出さないでほしいです。

なんというか、「ぎりぎりの状態で勝利」するのは確かに嬉しいですが、それは「"強敵"にぎりぎりで勝つ」からこそ嬉しいのであって、無理やり苦戦させられるのはちっとも嬉しくありません。

まぁ「美しいお話」を至上とする人たちの中では↑もアリなんでしょうけど、わたしはやっぱりいやだなぁ。ガチで戦闘して、がんばって勝つほうが何倍もいいなぁ。がんばってがんばって、それで負けちゃったらそれはそれでウツクシイと思うんだけどなぁ。うーむ。

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まとまりないけど、とりあえずこんな感じ。

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もちろん上記の内容は常にやってるかっていったらやってないこともあります。

たとえば「いまのクリティカル、演出もよかったしみんな盛り上がってるし、どっちにしろあと1点しかHPなくて、しかもまだPC側の手番残ってるし…よし、倒れたことにしよーっと」とか「ぐわ、ボス強すぎた…よし、ボスが倒れたら他のモンスターはダッシュで逃げることにしよう(ってこれはデータ改竄じゃなくて運用変更か?)」とか。

でもそうゆうことをやってる場合でも、セッションの最中には一切言葉・態度に出さないようにしてるし、セッション終了後でもほとぼりが冷めるまではセッション参加者にはもらしません*1

それを表に出すことで「楽しかった」という気持ちが壊れるのがイヤなんです。

壊れる可能性はできる限り排除したい。だから、「自分が聞いたり知ったりして、がっかりしたり落胆したりするようなことは、できるだけ言わない」ようにしてます。

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そしてさらにまとまりなくなった、わたしのテキスト(爆)

*1:相方やそこそこ口の堅い友人にはもらすこともあるけど